2008
ちょっと「弥五兵衛祭り」(?)です。
今日の1編は、前の「闇の中の声」とは違って、人間臭い忍びの弥五兵衛にお目にかかれます。
はじめてタイトルを見たとき、「やぶれ」の意味がよくわからず…実は、真っ先に、「なにかイヤなことがあって、やぶれかぶれになった弥五兵衛の話」だと思ってしまったんですよね。わは。
(本当は、「敗れ」の意味です)
作中、登場人物がセリフで「敗れ弥五兵衛」といっており、そこは漢字表記なんです。
でもタイトルは、ひらがな。
池波さんの文章は、平易な漢字でも殊更ひらがなで表記されているところが多く、そんなところも私は文章の雰囲気を大切にしているんだろうなぁ、と大好きなのですが。
このタイトルもひらがなであることに、なにか思いいれがおありなのかも…とも、考えてしまいます。
単に「負けた」「敗れた」ということだけでなく、それとともに、忍びの矜持も「破れた」ということ。
いろんな「やぶれる」を重ねているのかな、なんて。
もしかしたら、「やぶれかぶれ」も重ねられているのかも!!(…それはないよね…)
そして、初めて、素材や検索サイトさん以外で、リンクを更新しました。
なんだか緊張します…。
『真田太平記』をはじめて読んで、どっぷりはまった頃、「真田」や「信幸」というキーワードで検索したり、ふわふわネットサーフィンしていて、出会ったサイトさまです。
それ以来、ほとんど日参状態で…。
史料をたくさん読まれていらっしゃるので、その逸話を日記で拝見できるのも、また楽しくて。
「じゃあ、私も次、これを読んでみよう!」なんて、無謀にも手を出してしまうきっかけをいただいたり。
やっぱり歴史の史料って面白いですよねぇ…。
古代の史料は現存史料の数もある程度限られているしほとんど活字になっていて、ちょっとヘンなところはあってもいわゆる漢文なので、読みやすいのですけど、中世以降の史料は難しい…。
「古文書、読めるようになりたいなぁ」
と、博物館で日記や手紙などの原史料を見るたびに、切実に思うんですけど。
…努力が足りない…。
がんばろう!
今日の1編は、前の「闇の中の声」とは違って、人間臭い忍びの弥五兵衛にお目にかかれます。
はじめてタイトルを見たとき、「やぶれ」の意味がよくわからず…実は、真っ先に、「なにかイヤなことがあって、やぶれかぶれになった弥五兵衛の話」だと思ってしまったんですよね。わは。
(本当は、「敗れ」の意味です)
作中、登場人物がセリフで「敗れ弥五兵衛」といっており、そこは漢字表記なんです。
でもタイトルは、ひらがな。
池波さんの文章は、平易な漢字でも殊更ひらがなで表記されているところが多く、そんなところも私は文章の雰囲気を大切にしているんだろうなぁ、と大好きなのですが。
このタイトルもひらがなであることに、なにか思いいれがおありなのかも…とも、考えてしまいます。
単に「負けた」「敗れた」ということだけでなく、それとともに、忍びの矜持も「破れた」ということ。
いろんな「やぶれる」を重ねているのかな、なんて。
もしかしたら、「やぶれかぶれ」も重ねられているのかも!!(…それはないよね…)
そして、初めて、素材や検索サイトさん以外で、リンクを更新しました。
なんだか緊張します…。
『真田太平記』をはじめて読んで、どっぷりはまった頃、「真田」や「信幸」というキーワードで検索したり、ふわふわネットサーフィンしていて、出会ったサイトさまです。
それ以来、ほとんど日参状態で…。
史料をたくさん読まれていらっしゃるので、その逸話を日記で拝見できるのも、また楽しくて。
「じゃあ、私も次、これを読んでみよう!」なんて、無謀にも手を出してしまうきっかけをいただいたり。
やっぱり歴史の史料って面白いですよねぇ…。
古代の史料は現存史料の数もある程度限られているしほとんど活字になっていて、ちょっとヘンなところはあってもいわゆる漢文なので、読みやすいのですけど、中世以降の史料は難しい…。
「古文書、読めるようになりたいなぁ」
と、博物館で日記や手紙などの原史料を見るたびに、切実に思うんですけど。
…努力が足りない…。
がんばろう!
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2008
久しぶりに、「真田氏を探せ!」を更新しました。
今回の更新は、「闇の中の声」。
『真田太平記』でもお馴染みの、弥五兵衛がいい味出してる短編です。
池波さんがあちこちの作品で登場させている弥五兵衛。
それだけ愛されていたんだろうなぁ、なんて思います。
「闇の中の声」では、実にカッコイイ弥五兵衛です。
むむっ、できる男!!
という感じで。
若殿(幸村公)の危機を救わんと、一陣の風のように現れる、忍びの者…!!
初登場のこの1シーンだけでも、その情景をありありと思い描いて、うっとりとしてしまいます。
こんなに短い一編なのに、内容は人生の転変を鮮やかに描き出したもの。
その平易なのに、とても奥深い言葉に、酔いしれます。
今回の更新は、「闇の中の声」。
『真田太平記』でもお馴染みの、弥五兵衛がいい味出してる短編です。
池波さんがあちこちの作品で登場させている弥五兵衛。
それだけ愛されていたんだろうなぁ、なんて思います。
「闇の中の声」では、実にカッコイイ弥五兵衛です。
むむっ、できる男!!
という感じで。
若殿(幸村公)の危機を救わんと、一陣の風のように現れる、忍びの者…!!
初登場のこの1シーンだけでも、その情景をありありと思い描いて、うっとりとしてしまいます。
こんなに短い一編なのに、内容は人生の転変を鮮やかに描き出したもの。
その平易なのに、とても奥深い言葉に、酔いしれます。
2008
昨日、せっかくせこせこ書いた日記が、送信不備で真っ白に…!
全部消えてしまい、脱力。
もう一回書く気力がなえてしまいました。(本の感想を書いてたんですけど…また日を改めてチャレンジしよう!)
このところの私は、家で格闘しています。
その対戦相手はとっても小さな憎らしいヤツ…蚊です!
蚊に罪はないとわかっているけれど…!!
もう…噛まないでよ!!痒いってば!!!
目の前を蚊が横切る度に、バチン!!
両手で叩いております…ああ、今日なんて何匹殺しちゃったんだろう…さすがに気が滅入る…。
それにしても、どこから侵入してくるのかしら…尋常でない数の蚊を目にしてる気がします(それとも同じ子を何度も見てるだけなのか…??)
全部消えてしまい、脱力。
もう一回書く気力がなえてしまいました。(本の感想を書いてたんですけど…また日を改めてチャレンジしよう!)
このところの私は、家で格闘しています。
その対戦相手はとっても小さな憎らしいヤツ…蚊です!
蚊に罪はないとわかっているけれど…!!
もう…噛まないでよ!!痒いってば!!!
目の前を蚊が横切る度に、バチン!!
両手で叩いております…ああ、今日なんて何匹殺しちゃったんだろう…さすがに気が滅入る…。
それにしても、どこから侵入してくるのかしら…尋常でない数の蚊を目にしてる気がします(それとも同じ子を何度も見てるだけなのか…??)
2008
CMの効果って偉大だなぁ、なんて思うのです。
今週末、公開される、宮崎駿監督の最新作「崖の上のポニョ」。
TVCMでよくお目にかかります。
その主題歌「ポーニョ、ポニョポニョ♪」があまりにかわいらしくて、聞いているうちに、すっかり刷り込み状態に…!
うかうかすると、頭の中で勝手に、ぽにょぽにょ鳴り出します…。
ま、まずい!
と思ったら、ますますぽにょぽにょ現象が増幅…。
離れてくれません…困った…。
どんなお話か、なにも知らないのに、主題歌のサビばかり、オールリピートで聞いているような毎日です☆
今週末、公開される、宮崎駿監督の最新作「崖の上のポニョ」。
TVCMでよくお目にかかります。
その主題歌「ポーニョ、ポニョポニョ♪」があまりにかわいらしくて、聞いているうちに、すっかり刷り込み状態に…!
うかうかすると、頭の中で勝手に、ぽにょぽにょ鳴り出します…。
ま、まずい!
と思ったら、ますますぽにょぽにょ現象が増幅…。
離れてくれません…困った…。
どんなお話か、なにも知らないのに、主題歌のサビばかり、オールリピートで聞いているような毎日です☆
2008
今日は、久々のお休み。
町へくり出しました!
町の中は、バーゲン一色…!
そういえば、今年のバーゲンはなにも買ってなかったなぁ、とあちこちのお店をのぞきこんできました。
目当ては、パーティドレス。
8月に友達の結婚式に出るのですが、ドレスを新調しようと思って、探して回りました。
でも…うーん、ピンとくるのに出会いません。
で、いつもの常連のお店に行ってみたら。
あ、あった…!これ、かわいい!!
と見つけてしまいました。
新入荷のデザインだったので、残念ながら、バーゲンセールの対象外、だったのですけど。
どうしよう、うーむ…。
そんなにたくさんの数の入荷はないそうで、今、あるのも、この1点のみだそう…。
その店員さんのトークに乗せられつつ…。
買っちゃいました☆
ま、いいか。
これも出会いですから。
ふわふわした素材の、白に近い淡いベージュのワンピースドレスなんですけどね。
試着して出てきた私を見て、店員さんの第一声。
「わぁ、思ったとおり、天使みたい!」
そのお世辞はいくらなんでも、いきすぎですってば…!
町へくり出しました!
町の中は、バーゲン一色…!
そういえば、今年のバーゲンはなにも買ってなかったなぁ、とあちこちのお店をのぞきこんできました。
目当ては、パーティドレス。
8月に友達の結婚式に出るのですが、ドレスを新調しようと思って、探して回りました。
でも…うーん、ピンとくるのに出会いません。
で、いつもの常連のお店に行ってみたら。
あ、あった…!これ、かわいい!!
と見つけてしまいました。
新入荷のデザインだったので、残念ながら、バーゲンセールの対象外、だったのですけど。
どうしよう、うーむ…。
そんなにたくさんの数の入荷はないそうで、今、あるのも、この1点のみだそう…。
その店員さんのトークに乗せられつつ…。
買っちゃいました☆
ま、いいか。
これも出会いですから。
ふわふわした素材の、白に近い淡いベージュのワンピースドレスなんですけどね。
試着して出てきた私を見て、店員さんの第一声。
「わぁ、思ったとおり、天使みたい!」
そのお世辞はいくらなんでも、いきすぎですってば…!
2008
もちろん当方のことではありません。
仲良くさせていただいている、お友達のサイトが、本日めでたく10000Hitsを迎えられました。
うふふ。
嬉しいですよね。
私が昨晩遅くに訪問したときは、9997カウンタだったのです。
あと3つかぁ…惜しかった!!
10000Hits、おめでとうございます♪
ネットは顔が見えないから、その是非は使う人そのものにかかってくると思うんですけど。
私自身は、ネットを通じて、たくさんの大切な人と知り合うことができたので、
そのことにとてもとても感謝しています。
仲良くさせていただいている、お友達のサイトが、本日めでたく10000Hitsを迎えられました。
うふふ。
嬉しいですよね。
私が昨晩遅くに訪問したときは、9997カウンタだったのです。
あと3つかぁ…惜しかった!!
10000Hits、おめでとうございます♪
ネットは顔が見えないから、その是非は使う人そのものにかかってくると思うんですけど。
私自身は、ネットを通じて、たくさんの大切な人と知り合うことができたので、
そのことにとてもとても感謝しています。
2008
実に久しぶりに更新しました。
「露は別れの涙なるべし」
七夕がらみのお話ですからね。
この時期にUPしないと、それこそ時期を失してしまう…!となかば焦って、強引に書き上げました。
今回も平安時代のお話。
『枕草子』に出てくる話をベースに、とぼけた味わいの橘則光&源宣方のふたりがメインで登場してます。
…ほんとに脇役の好きな私です。
則光も宣方も、『枕草子』の世界では、完全に3枚目、狂言回し。
清少納言の語り方は、彼らに対してほんっと冷たいとも思えるんですけども。
ほら、嫌い嫌いも好きのうち、っていうでしょう?
実のところ、結構、そういったふたりのバカで気の利かないところも、彼女はある意味、好ましく思っていたんじゃないかなぁ、なんて思います。
だって、ことさら嫌いな人を何度も何度も書くかしら…。
だって、『枕草子』は中宮定子のすばらしさを歌い上げたエッセイとも言えるものだから♪
あ、でも、その論法でいくと、かの紫式部のダンナのことも好き、ってことになってしまうか…!
(紫式部のダンナさまも、『枕草子』の中で、コテンパンにこきおろされております…)
「露は別れの涙なるべし」
七夕がらみのお話ですからね。
この時期にUPしないと、それこそ時期を失してしまう…!となかば焦って、強引に書き上げました。
今回も平安時代のお話。
『枕草子』に出てくる話をベースに、とぼけた味わいの橘則光&源宣方のふたりがメインで登場してます。
…ほんとに脇役の好きな私です。
則光も宣方も、『枕草子』の世界では、完全に3枚目、狂言回し。
清少納言の語り方は、彼らに対してほんっと冷たいとも思えるんですけども。
ほら、嫌い嫌いも好きのうち、っていうでしょう?
実のところ、結構、そういったふたりのバカで気の利かないところも、彼女はある意味、好ましく思っていたんじゃないかなぁ、なんて思います。
だって、ことさら嫌いな人を何度も何度も書くかしら…。
だって、『枕草子』は中宮定子のすばらしさを歌い上げたエッセイとも言えるものだから♪
あ、でも、その論法でいくと、かの紫式部のダンナのことも好き、ってことになってしまうか…!
(紫式部のダンナさまも、『枕草子』の中で、コテンパンにこきおろされております…)
2008
連日、報道されている洞爺湖サミット。G8。
今日は、日露首脳会談もあり、きっとロシア語通訳者も大活躍されたんだろうなぁ、と思いつつニュースを見てました。
米原さんの『不実な美女か貞淑な醜女か』を読んで、「通訳」の魅力の端っこに初めて触れた気がしました。
それは、「言葉」の魅力といいかえてもいいかもしれません。
国語辞典や漢和辞典が大好きで、寝る前にぱらぱら読むために枕元に積んでいた私。
日本語が大好きだったけれど、ほかの言語にはあまり関心が高くなくて…。
でも、コミュニケーションツールである言語には、その言語の枠を超えて通じる魅力があるのですね。
あらためて、そんな言葉の力を感じました。
コミュニケーションは、言語だけではなりたたないけれど。
言葉に敏感であることは、豊かなコミュニケーションに必要なことのひとつ。
言葉をおろそかにはしたくないなぁ、と思うのです。
ふだん、言葉を使いすぎるほど、使っているだけに。
むかーし、国語の授業で「高瀬舟」をやったとき、「足るを知る」ということを考えたっけ…。
満ち足りている…「充足」ということは、溢れかえるほどの充実の中から出てくるものではなくて、少ないもののなかでこそ、足るを知れる…。
モノも言葉も氾濫し、変貌のスピードの速すぎる今だからこそ、ひとつひとつを大事にしないと、空疎で形だけのコミュニケーションになるんだろうなぁ、なんて、つらつらと考えてしまうのです。
うん、サミットもね。
例に漏れず。
>Kumaさん
またまた、こんばんはです!
米原さんの本は、読んでいると、芋蔓のようにズルズルと色んな分野に関心が誘導されていって、多くの異なる世界で遊べる気がします。
本当にもう米原さんの新しい作品に出会うことができないのかと思うと、残念でならなくて…。
大好きな杉浦日向子さんがお亡くなりになったときも、同じような気持ちになりました。
もっと書きたいなぁ、ときっと思ってらっしゃっただろうな、と。
米原さんの『打ちのめされるようなすごい本』。
とても面白くて、その本こそに私が打ちのめされるよね、って思いましたもの♪
今日は、日露首脳会談もあり、きっとロシア語通訳者も大活躍されたんだろうなぁ、と思いつつニュースを見てました。
米原さんの『不実な美女か貞淑な醜女か』を読んで、「通訳」の魅力の端っこに初めて触れた気がしました。
それは、「言葉」の魅力といいかえてもいいかもしれません。
国語辞典や漢和辞典が大好きで、寝る前にぱらぱら読むために枕元に積んでいた私。
日本語が大好きだったけれど、ほかの言語にはあまり関心が高くなくて…。
でも、コミュニケーションツールである言語には、その言語の枠を超えて通じる魅力があるのですね。
あらためて、そんな言葉の力を感じました。
コミュニケーションは、言語だけではなりたたないけれど。
言葉に敏感であることは、豊かなコミュニケーションに必要なことのひとつ。
言葉をおろそかにはしたくないなぁ、と思うのです。
ふだん、言葉を使いすぎるほど、使っているだけに。
むかーし、国語の授業で「高瀬舟」をやったとき、「足るを知る」ということを考えたっけ…。
満ち足りている…「充足」ということは、溢れかえるほどの充実の中から出てくるものではなくて、少ないもののなかでこそ、足るを知れる…。
モノも言葉も氾濫し、変貌のスピードの速すぎる今だからこそ、ひとつひとつを大事にしないと、空疎で形だけのコミュニケーションになるんだろうなぁ、なんて、つらつらと考えてしまうのです。
うん、サミットもね。
例に漏れず。
>Kumaさん
またまた、こんばんはです!
米原さんの本は、読んでいると、芋蔓のようにズルズルと色んな分野に関心が誘導されていって、多くの異なる世界で遊べる気がします。
本当にもう米原さんの新しい作品に出会うことができないのかと思うと、残念でならなくて…。
大好きな杉浦日向子さんがお亡くなりになったときも、同じような気持ちになりました。
もっと書きたいなぁ、ときっと思ってらっしゃっただろうな、と。
米原さんの『打ちのめされるようなすごい本』。
とても面白くて、その本こそに私が打ちのめされるよね、って思いましたもの♪
2008
本日、7月7日。しらさぎの天の川を渡って、牽牛織女の逢瀬の日。
晴れていれば、空には星がまたたいてるけどね。
その星は、ほんとは昼間だってちゃんと輝いているんだよ~。
…ということで(?)、米原万里さんの『真昼の星空』です♪
「真昼の星」。
目に見えるからこそ、そっちに引っ張られてしまうってこと、ありますよね。
そう指摘されると、「うんうん、そう!」と思い当たることがたくさん出てきます。
目に映るいろんなモノの裏に潜んでいる「ホンモノ」。
それって、手が届きそうで届かないから、いいのかなぁ、とも思います。
『真昼の星空』は、読売新聞の日曜版に連載されたエッセイ142編のうち、80編に加筆訂正してまとめられたエッセイ集です。
とりあげられるネタは身近なものも多く、題材そのものに「おおっ!」という目新しさがあるわけじゃないのに、その切り口はいつも鮮やかで鋭い。
文庫本2~3ページという小エッセイに、何度「やられた!」と思ったことか…♪
また、そのやられ方加減が心地よくて、米原節にほとほと参って虜になってしまった私がココにおります☆
「現実」を解きほぐすのに、難しい理論や言語表現は絶対のものではない。
ほんのちょっと対象を突き放して、違う角度から見据える力。
そんな力の魅力を、米原さんの言葉の端々から感じます。
>Kumaさん
こんばんは。
最近、通勤の友だったのが『真昼の星空』でした。
もうあっという間に読み終えてしまいました…うう、もったいない…。
はじめて読んだ米原さんの本『不実な美女か貞淑な醜女か』は、もう読み返しすぎて、本がよれっとなってます。
ほんと痛快で、読んでいると、心がすっとします!
今、手許に『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』があります(『真昼の星空』と一緒に買ってきてしまいました)。
もったいないから、ちょっとずつ読もうと思います。うふふ。楽しみです~。
晴れていれば、空には星がまたたいてるけどね。
その星は、ほんとは昼間だってちゃんと輝いているんだよ~。
…ということで(?)、米原万里さんの『真昼の星空』です♪
「真昼の星」。
目に見えるからこそ、そっちに引っ張られてしまうってこと、ありますよね。
そう指摘されると、「うんうん、そう!」と思い当たることがたくさん出てきます。
目に映るいろんなモノの裏に潜んでいる「ホンモノ」。
それって、手が届きそうで届かないから、いいのかなぁ、とも思います。
『真昼の星空』は、読売新聞の日曜版に連載されたエッセイ142編のうち、80編に加筆訂正してまとめられたエッセイ集です。
とりあげられるネタは身近なものも多く、題材そのものに「おおっ!」という目新しさがあるわけじゃないのに、その切り口はいつも鮮やかで鋭い。
文庫本2~3ページという小エッセイに、何度「やられた!」と思ったことか…♪
また、そのやられ方加減が心地よくて、米原節にほとほと参って虜になってしまった私がココにおります☆
「現実」を解きほぐすのに、難しい理論や言語表現は絶対のものではない。
ほんのちょっと対象を突き放して、違う角度から見据える力。
そんな力の魅力を、米原さんの言葉の端々から感じます。
>Kumaさん
こんばんは。
最近、通勤の友だったのが『真昼の星空』でした。
もうあっという間に読み終えてしまいました…うう、もったいない…。
はじめて読んだ米原さんの本『不実な美女か貞淑な醜女か』は、もう読み返しすぎて、本がよれっとなってます。
ほんと痛快で、読んでいると、心がすっとします!
今、手許に『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』があります(『真昼の星空』と一緒に買ってきてしまいました)。
もったいないから、ちょっとずつ読もうと思います。うふふ。楽しみです~。
2008
劇団四季の舞台「ウェストサイド・ストーリー」を観てきました!
中学生のとき、のぞきにいった近くの高校の文化祭。
高校3年生のあるクラスが演じていた劇が、ウェストサイドストーリーでした。
芝居もダンスもさることながら、舞台の脇では音楽が生演奏…♪
プロの役者さんでなく、自分とそんなに年のかわらない高校生がこれだけの舞台を作り上げていることに、
感動してしまったことをよく覚えています。
それが、私とウェストサイドストーリーとの、ファーストコンタクト。
そのあと、映画を見て、CDを聞きて、さまざまな舞台(ブロードウェイの来日公演やタカラヅカの公演)を観て、「ウェストサイドストーリー」と聞けば飛びつく!という日々を過ごして今に至るのでした。
四季版のウェストサイドは今回が初めて。
ロビンスのオリジナル振り付けの再現ということでも期待して行きました♪
さすがのダンス、圧巻でした!!
私が大好きなアニタ(ヒロイン・マリアのお兄さんの恋人)を中心とするナンバー「アメリカ」もとってもステキで、
アメリカが終わった瞬間、「ああ、巻き戻してもう一度観たい!」と思ってしまいました。
アニタ役の女優さんも姉御肌で、でもベルナルド(マリアのお兄さん)に恋してるかわいい女性で、マリアのよき理解者、というアニタをとっても魅力的に演じてらして、私が今回の舞台で一番虜になった役者さんでした。
マリアもはじめて恋した女の子の可憐さと無邪気さと残酷さを併せ持っていました。
ただね…トニーがね…あまりにも思い込みの激しい、単純な男に見えてしまって…セリフ(脚本)のせいか、演じ方のせいか…。
私はちょっと冷ややかにみてしまいました。
いえ…そういう話なんですけどね。
面白かったのは、終わってから。
カーテンコールで、何度も緞帳が降りてはまたあがって挨拶…を繰り返すことに、
あまりミュージカルを見たことがないのか、後ろの席のおばさんふたりが、オオウケで…!!
「あら、また上がったわ」
「(緞帳)降りてもすぐに上がるのね」
「これいつまで続くの?」
「拍手し続けるのね」
「ほら、また上がるわ」
なんて感じで、ずーっと大笑いしながら、拍手。
たしかに、ちょっとヘンな感じではあるんでしょうねぇ…。
ストレートプレイでもアンコールがあることもあるけど、こんなに何度も繰り返したりしないもんねぇ…。
中学生のとき、のぞきにいった近くの高校の文化祭。
高校3年生のあるクラスが演じていた劇が、ウェストサイドストーリーでした。
芝居もダンスもさることながら、舞台の脇では音楽が生演奏…♪
プロの役者さんでなく、自分とそんなに年のかわらない高校生がこれだけの舞台を作り上げていることに、
感動してしまったことをよく覚えています。
それが、私とウェストサイドストーリーとの、ファーストコンタクト。
そのあと、映画を見て、CDを聞きて、さまざまな舞台(ブロードウェイの来日公演やタカラヅカの公演)を観て、「ウェストサイドストーリー」と聞けば飛びつく!という日々を過ごして今に至るのでした。
四季版のウェストサイドは今回が初めて。
ロビンスのオリジナル振り付けの再現ということでも期待して行きました♪
さすがのダンス、圧巻でした!!
私が大好きなアニタ(ヒロイン・マリアのお兄さんの恋人)を中心とするナンバー「アメリカ」もとってもステキで、
アメリカが終わった瞬間、「ああ、巻き戻してもう一度観たい!」と思ってしまいました。
アニタ役の女優さんも姉御肌で、でもベルナルド(マリアのお兄さん)に恋してるかわいい女性で、マリアのよき理解者、というアニタをとっても魅力的に演じてらして、私が今回の舞台で一番虜になった役者さんでした。
マリアもはじめて恋した女の子の可憐さと無邪気さと残酷さを併せ持っていました。
ただね…トニーがね…あまりにも思い込みの激しい、単純な男に見えてしまって…セリフ(脚本)のせいか、演じ方のせいか…。
私はちょっと冷ややかにみてしまいました。
いえ…そういう話なんですけどね。
面白かったのは、終わってから。
カーテンコールで、何度も緞帳が降りてはまたあがって挨拶…を繰り返すことに、
あまりミュージカルを見たことがないのか、後ろの席のおばさんふたりが、オオウケで…!!
「あら、また上がったわ」
「(緞帳)降りてもすぐに上がるのね」
「これいつまで続くの?」
「拍手し続けるのね」
「ほら、また上がるわ」
なんて感じで、ずーっと大笑いしながら、拍手。
たしかに、ちょっとヘンな感じではあるんでしょうねぇ…。
ストレートプレイでもアンコールがあることもあるけど、こんなに何度も繰り返したりしないもんねぇ…。