2008
河村恵利さんの『恋ひわたりの…』を読みました。
歴史短編集で、主人公は池田信輝(信長の乳兄弟)、三好義継、陶晴賢、小早川隆景、前田利長。
後ろ3人は、他の河村さんの作品でもばっちり主人公を張っていますし、河村さんがとってもお好きなんでしょうね。
河村さんの作品では、織田信長が、かなりの好人物。ちょっと鈍感なところと切れ味鋭いところが絶妙のバランスで、とても惹かれます。乳兄弟の信輝に対する情愛、謀叛をたくらんだ弟・信行に対する非情、信長という人間の中に同時に存在する様々な顔は、とっても魅力的です。
そして、三好義継のお話で、松永久秀が腹黒さのまったくみえない「好々爺」(←河村さんもこうおっしゃってます)で、びっくり!!
…対する相手が変われば人間、変わるもんですよねぇ…。
三好義継のことは、あんまり知らなかったので、お話そのものがとても新鮮でした。
5短編の中で、いずれも奥さんとの話がメインや脇になっているのに、唯一、陶晴賢だけは、おやかたさま(大内義隆)との話…。
うん、有名な逸話ですけどもね。
河村さんの創作ですけど、陶晴賢と相良武任の関係は、興味深いです…!(有り得そうです)
歴史短編集で、主人公は池田信輝(信長の乳兄弟)、三好義継、陶晴賢、小早川隆景、前田利長。
後ろ3人は、他の河村さんの作品でもばっちり主人公を張っていますし、河村さんがとってもお好きなんでしょうね。
河村さんの作品では、織田信長が、かなりの好人物。ちょっと鈍感なところと切れ味鋭いところが絶妙のバランスで、とても惹かれます。乳兄弟の信輝に対する情愛、謀叛をたくらんだ弟・信行に対する非情、信長という人間の中に同時に存在する様々な顔は、とっても魅力的です。
そして、三好義継のお話で、松永久秀が腹黒さのまったくみえない「好々爺」(←河村さんもこうおっしゃってます)で、びっくり!!
…対する相手が変われば人間、変わるもんですよねぇ…。
三好義継のことは、あんまり知らなかったので、お話そのものがとても新鮮でした。
5短編の中で、いずれも奥さんとの話がメインや脇になっているのに、唯一、陶晴賢だけは、おやかたさま(大内義隆)との話…。
うん、有名な逸話ですけどもね。
河村さんの創作ですけど、陶晴賢と相良武任の関係は、興味深いです…!(有り得そうです)
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