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0303
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2008

0708
連日、報道されている洞爺湖サミット。G8。
今日は、日露首脳会談もあり、きっとロシア語通訳者も大活躍されたんだろうなぁ、と思いつつニュースを見てました。

米原さんの『不実な美女か貞淑な醜女か』を読んで、「通訳」の魅力の端っこに初めて触れた気がしました。
それは、「言葉」の魅力といいかえてもいいかもしれません。
国語辞典や漢和辞典が大好きで、寝る前にぱらぱら読むために枕元に積んでいた私。
日本語が大好きだったけれど、ほかの言語にはあまり関心が高くなくて…。
でも、コミュニケーションツールである言語には、その言語の枠を超えて通じる魅力があるのですね。
あらためて、そんな言葉の力を感じました。

コミュニケーションは、言語だけではなりたたないけれど。
言葉に敏感であることは、豊かなコミュニケーションに必要なことのひとつ。

言葉をおろそかにはしたくないなぁ、と思うのです。
ふだん、言葉を使いすぎるほど、使っているだけに。

むかーし、国語の授業で「高瀬舟」をやったとき、「足るを知る」ということを考えたっけ…。
満ち足りている…「充足」ということは、溢れかえるほどの充実の中から出てくるものではなくて、少ないもののなかでこそ、足るを知れる…。

モノも言葉も氾濫し、変貌のスピードの速すぎる今だからこそ、ひとつひとつを大事にしないと、空疎で形だけのコミュニケーションになるんだろうなぁ、なんて、つらつらと考えてしまうのです。

うん、サミットもね。
例に漏れず。


>Kumaさん
またまた、こんばんはです!
米原さんの本は、読んでいると、芋蔓のようにズルズルと色んな分野に関心が誘導されていって、多くの異なる世界で遊べる気がします。
本当にもう米原さんの新しい作品に出会うことができないのかと思うと、残念でならなくて…。
大好きな杉浦日向子さんがお亡くなりになったときも、同じような気持ちになりました。
もっと書きたいなぁ、ときっと思ってらっしゃっただろうな、と。
米原さんの『打ちのめされるようなすごい本』。
とても面白くて、その本こそに私が打ちのめされるよね、って思いましたもの♪
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