2009
観てきました! 9年ぶりの「ラ・カージュ・オ・フォール」!!
私が大好きなミュージカルの演目は、人から勧められたりレビューを読んだりして「さぁ、観にいくぞ!」といって出会った作品よりも、ひょんな偶然で出会った作品が圧倒的に多いです。
「ラ・カージュ」もそうでした。
学生の時、たまたま町をふらふらしていて、金券ショップの前を通ったんです。
「このところ、ちょっと時間に余裕があるし、芝居観にいこうかな~。なにか芝居のチケットおいてるかなぁ」
と覗いたら、そこにあったのが、数日後の「ラ・カージュ」のチケット。
本番が近いので、チケット代がえらく下がってました。
タイトルも聞いたことないし、タイトルの言葉の意味もわかんないし、どんな芝居かわかんないけど、なんとなく、その音のステキなフレーズに惹かれた私はチケットを購入。
初「・ラカージュ」となりました♪
大きなホールで、席も三階席。
視力のよくない私には、役者さんは豆つぶのようでしたが…。
めちゃくちゃ良かった!!
歌がとっても印象的で、終演後もずーっと頭の中でリフレインしてました。
とってもハートフルなお芝居で、気持ちも明るくリフレッシュ。
同じ演目を(同じ公演クールの中で)繰り返し観にいく方ではないんですけど、
思わずもう一回行こうかと思ったくらい!
それ以来、私の大好きなミュージカルのひとつです。
(英語版だけど、CD探して、買ってしまったもの♪)
「ラ・カージュ・オ・フォ-ル」は、南仏のとあるナイトクラブ(ゲイクラブ)の名前。
そこの経営者ジョルジュと、看板歌姫のザザ。
ザザことアルバンとジョルジュは、実は20年以上をともに過ごした夫婦なのでした☆
…ふたりとも、男の人ですけどね♪
でも、年を経て、容姿が衰えていくアルバンは、ステージに立つのに、ちょっと情緒不安定気味。
なだめすかすジョルジュ。
ふたりは、ちょっと倦怠期。
そんな中、ジョルジュの実の息子(ある女性との一夜の過ち(?)の結果だとか…)である、ジャン・ミッシェルが、アンヌという女の子と婚約すると言い出します。
そうして、アンヌの両親が、ジャン・ミッシェルの両親に会いにくるというのですが…アンヌの両親は、保守的な政治家。迫る選挙公約で、「当選の暁には、ゲイクラブはすべてぶっつぶす!」と断言しているような御仁。
だから、ジャン・ミッシェルは、育ての母親であるアルバンをアンヌの両親に会わせたくない、と言うのですが…。
というお話。
最後は、大団円。
これ以上ない、すばらしいハッピーエンドで、心がほわんとあったかくなる、家族の愛の物語です。
やっぱり舞台の上は、幸せがよいです。
現実の世知辛さを忘れられるもの♪
アルバン(ザザ)役は、はじめて「ラ・カージュ」を観たときと同じ、市村正親さん。
たくさんアドリブもあって楽しく、とてもかわいらしく、いじらしい、そして凛としたザザでした。
市村ザザは、これがファイナルだとか。
…うう、淋しいよぉ…。
もったいない…。年齢的に厳しいのかなぁ…。
ジョルジュは、今回が初という、鹿賀丈史さん。
クラブのオーナーとして、クラブのお客様に挨拶するシーンが度々あるのですけど、
なんだか昔の「料理の鉄人」をちょこっと思い出してしまいました。
市村さんとは劇団四季以来の共演なのかな…。
息、ぴったりでした♪
前半の1幕は、大部分が、クラブ「ラ・カージュ」のショーの場面なのですが、
ザザ以外のクラブの踊り子たち(もちろん女装した男性)のダンスが圧巻!!
もう、どこを見ても、見所だらけで、惚れ惚れしてました。
舞台は一度きり、生が命なのはよくよくわかってるけど、
何度も繰り返して観たくなっちゃいます。
男の人の女装だけど、ほんっとキレイ。
舞台の魔法ってのは、実に不思議です。
衣装とメイクと照明と、なにより、役者さんたちの演じる力。
ちゃんと女の子のかわいらしさとかが見えるのに、肉体は男の人だから、ものすんごく、動きのキレがよくて、ビシーっとそろってて…!!
大迫力。
でもって、ドレスの裾から、よく足がのぞくんだけど…あんなに足がキレイだなんて反則だと思う…。
ミュージカルに、こういうアンサンブルの役はつきものだけど、
ほんとに「ラ・カージュ」のアンサンブルはステキです。
ミュージカルナンバーもやっぱりどれも耳と心に残って、
帰り道では、やっぱりずーっとリフレインしてました。
中でも、1幕のラスト、「両親同士の対面の場にアルバンは出席しないでほしい、とジャン・ミッシェルが考えている」ことを知ったアルバンが、
「それでも、私は私なの。私は私であることに誇りを持っている」と歌うシーンは、
その抑えた慟哭に引き込まれました。
思い出しても、鳥肌がたちます…!
最後は、客席ほぼ全員による、スタンディング・オベーション。
アンコールの拍手もなりやまず…何回幕が上がったかなぁ…。
とってもとっても、幸せな3時間半でした♪
私が大好きなミュージカルの演目は、人から勧められたりレビューを読んだりして「さぁ、観にいくぞ!」といって出会った作品よりも、ひょんな偶然で出会った作品が圧倒的に多いです。
「ラ・カージュ」もそうでした。
学生の時、たまたま町をふらふらしていて、金券ショップの前を通ったんです。
「このところ、ちょっと時間に余裕があるし、芝居観にいこうかな~。なにか芝居のチケットおいてるかなぁ」
と覗いたら、そこにあったのが、数日後の「ラ・カージュ」のチケット。
本番が近いので、チケット代がえらく下がってました。
タイトルも聞いたことないし、タイトルの言葉の意味もわかんないし、どんな芝居かわかんないけど、なんとなく、その音のステキなフレーズに惹かれた私はチケットを購入。
初「・ラカージュ」となりました♪
大きなホールで、席も三階席。
視力のよくない私には、役者さんは豆つぶのようでしたが…。
めちゃくちゃ良かった!!
歌がとっても印象的で、終演後もずーっと頭の中でリフレインしてました。
とってもハートフルなお芝居で、気持ちも明るくリフレッシュ。
同じ演目を(同じ公演クールの中で)繰り返し観にいく方ではないんですけど、
思わずもう一回行こうかと思ったくらい!
それ以来、私の大好きなミュージカルのひとつです。
(英語版だけど、CD探して、買ってしまったもの♪)
「ラ・カージュ・オ・フォ-ル」は、南仏のとあるナイトクラブ(ゲイクラブ)の名前。
そこの経営者ジョルジュと、看板歌姫のザザ。
ザザことアルバンとジョルジュは、実は20年以上をともに過ごした夫婦なのでした☆
…ふたりとも、男の人ですけどね♪
でも、年を経て、容姿が衰えていくアルバンは、ステージに立つのに、ちょっと情緒不安定気味。
なだめすかすジョルジュ。
ふたりは、ちょっと倦怠期。
そんな中、ジョルジュの実の息子(ある女性との一夜の過ち(?)の結果だとか…)である、ジャン・ミッシェルが、アンヌという女の子と婚約すると言い出します。
そうして、アンヌの両親が、ジャン・ミッシェルの両親に会いにくるというのですが…アンヌの両親は、保守的な政治家。迫る選挙公約で、「当選の暁には、ゲイクラブはすべてぶっつぶす!」と断言しているような御仁。
だから、ジャン・ミッシェルは、育ての母親であるアルバンをアンヌの両親に会わせたくない、と言うのですが…。
というお話。
最後は、大団円。
これ以上ない、すばらしいハッピーエンドで、心がほわんとあったかくなる、家族の愛の物語です。
やっぱり舞台の上は、幸せがよいです。
現実の世知辛さを忘れられるもの♪
アルバン(ザザ)役は、はじめて「ラ・カージュ」を観たときと同じ、市村正親さん。
たくさんアドリブもあって楽しく、とてもかわいらしく、いじらしい、そして凛としたザザでした。
市村ザザは、これがファイナルだとか。
…うう、淋しいよぉ…。
もったいない…。年齢的に厳しいのかなぁ…。
ジョルジュは、今回が初という、鹿賀丈史さん。
クラブのオーナーとして、クラブのお客様に挨拶するシーンが度々あるのですけど、
なんだか昔の「料理の鉄人」をちょこっと思い出してしまいました。
市村さんとは劇団四季以来の共演なのかな…。
息、ぴったりでした♪
前半の1幕は、大部分が、クラブ「ラ・カージュ」のショーの場面なのですが、
ザザ以外のクラブの踊り子たち(もちろん女装した男性)のダンスが圧巻!!
もう、どこを見ても、見所だらけで、惚れ惚れしてました。
舞台は一度きり、生が命なのはよくよくわかってるけど、
何度も繰り返して観たくなっちゃいます。
男の人の女装だけど、ほんっとキレイ。
舞台の魔法ってのは、実に不思議です。
衣装とメイクと照明と、なにより、役者さんたちの演じる力。
ちゃんと女の子のかわいらしさとかが見えるのに、肉体は男の人だから、ものすんごく、動きのキレがよくて、ビシーっとそろってて…!!
大迫力。
でもって、ドレスの裾から、よく足がのぞくんだけど…あんなに足がキレイだなんて反則だと思う…。
ミュージカルに、こういうアンサンブルの役はつきものだけど、
ほんとに「ラ・カージュ」のアンサンブルはステキです。
ミュージカルナンバーもやっぱりどれも耳と心に残って、
帰り道では、やっぱりずーっとリフレインしてました。
中でも、1幕のラスト、「両親同士の対面の場にアルバンは出席しないでほしい、とジャン・ミッシェルが考えている」ことを知ったアルバンが、
「それでも、私は私なの。私は私であることに誇りを持っている」と歌うシーンは、
その抑えた慟哭に引き込まれました。
思い出しても、鳥肌がたちます…!
最後は、客席ほぼ全員による、スタンディング・オベーション。
アンコールの拍手もなりやまず…何回幕が上がったかなぁ…。
とってもとっても、幸せな3時間半でした♪
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