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2024

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2008

0416

高校入学時にはじめて電車の定期をもって以来、学生時代・社会人時代通じて、ずーっと通学・通勤は電車です。
車も大好きなので、何年かに一回、「無性に車が欲しくなる」月間がやってきて、ショールームを見に行ったりするんですけど、結局維持費の膨大さに負けて、やっぱり電車でゴトゴト通勤をつづけています。

電車の良いところは、乗ってる間、自由に本が読めること。
帰路は、気が緩んでるせいもあるんでしょうけど、夢中になって読んでいて、降りる駅で降り損ねることもしばしばです。
そして、自分が本も読む楽しみももちろんあるんですけど、ついつい、隣の人が読んでいる本が気になってしまうのです…!
隣の乗客が、一心不乱に読んでいる本…いったいどんな面白い本なんだろう、ってワクワクします。
で、失礼ながら、電車の吊り広告を見るフリをしながら、ちらっとその本の一文に眼を走らせてみたり…☆
時々、その「チラ見」で、その人の読んでいる本が何なのかわかってしまうこともあります。

今日もそのひとつ。
「あっ…!『銭売り賽蔵』だ!」
お隣さんは、山本一力さんの小説を読んでいました。

「それ、私も読んだよ~!みんな、気風のいい人で、痛快なんだよねぇ」
って、言いたくなってしまいます。
(怪しい人になっちゃうから、もちろん言いませんけどね!)


オリンピック代表に一発勝負。
水泳の日本選手権、ドキドキします…。

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2008

0412
河村恵利さんの『恋ひわたりの…』を読みました。
歴史短編集で、主人公は池田信輝(信長の乳兄弟)、三好義継、陶晴賢、小早川隆景、前田利長。
後ろ3人は、他の河村さんの作品でもばっちり主人公を張っていますし、河村さんがとってもお好きなんでしょうね。
河村さんの作品では、織田信長が、かなりの好人物。ちょっと鈍感なところと切れ味鋭いところが絶妙のバランスで、とても惹かれます。乳兄弟の信輝に対する情愛、謀叛をたくらんだ弟・信行に対する非情、信長という人間の中に同時に存在する様々な顔は、とっても魅力的です。
そして、三好義継のお話で、松永久秀が腹黒さのまったくみえない「好々爺」(←河村さんもこうおっしゃってます)で、びっくり!!
…対する相手が変われば人間、変わるもんですよねぇ…。
三好義継のことは、あんまり知らなかったので、お話そのものがとても新鮮でした。

5短編の中で、いずれも奥さんとの話がメインや脇になっているのに、唯一、陶晴賢だけは、おやかたさま(大内義隆)との話…。
うん、有名な逸話ですけどもね。
河村さんの創作ですけど、陶晴賢と相良武任の関係は、興味深いです…!(有り得そうです)
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