2008
最近、ミステリ、それも短編集ばかり手にとってしまいます。
長編だと途中で読むのを中断するのが辛いので…忙しいときには向きません。ついつい、最後まで読んじゃって、寝不足になってしまいますしね。
法月さんの本は、エラリー・クィーンを読みふけっていた頃、集中的に手にとっていて、短編集も『法月綸太郎の冒険』『法月綸太郎の新冒険』はだいぶ以前に読んでしまっていましたが。
なぜか『功績』だけは未読で…。たぶん、収録作のいくつかを、他の本で読んじゃってたからですね。
さてさて。
法月綸太郎(作者でなく、作品の主人公の方)の登場するシリーズは、私が言うまでもないですが、ある意味、クィーンに捧げられたものでもあるのでしょう。
主人公と作者の名前が同じ。主人公が作家。主人公の父親が警視。エトセトラ。
クィーンの作品との共通項をいくつもあげることができます。
私は法月警視が大好きなんです。本家クィーンの作品でも、クィーン警視の渋さにしびれてましたし♪
息子の綸太郎を自慢の「せがれ」と呼ぶパパ警視が、とっても魅力的。
ましてや、法月父子の場合は、いろいろと出生にまつわる因縁もあるので…!(これにまつわる話は別の作品ですけど)
これまでの法月綸太郎の短編集のタイトルも、クィーンの短編集『エラリー・クィーンの冒険』『エラリー・クィーンの新冒険』にならったもの。この3作目は『功績』で、ちょっとブラウン神父シリーズ風味ですけど。
『功績』には、次の5編が収録されています。
「イコールYの悲劇」
「中国蝸牛の謎」
「都市伝説パズル」
「ABCD包囲網」
「縊心伝心」
前者2作品がタイトルからしてクィーン色が濃厚にうかがえますが、私が面白く感じたのは、後ろの3作品。
「都市伝説パズル」は途中で私自身も真相になんとなく気づいたので、最後まで読んだとき、「わ!珍しく私の推理(というか勘?)が当たった!」と妙にびっくりしてしまいました。
「ABCD包囲網」は、アガサ・クリスティの「ABC殺人事件」の向こうをはって、のミッシング・リンクの作品。
「ABCD」と「起承転結」の引っ掛け方が興をそそります。
「縊心伝心」は、アームチェア・ディテクティブもの。
法月父子の掛け合いに、ふたりのファンな私はうっとりです(もちろん謎ときも魅力的ですが!)
長編だと途中で読むのを中断するのが辛いので…忙しいときには向きません。ついつい、最後まで読んじゃって、寝不足になってしまいますしね。
法月さんの本は、エラリー・クィーンを読みふけっていた頃、集中的に手にとっていて、短編集も『法月綸太郎の冒険』『法月綸太郎の新冒険』はだいぶ以前に読んでしまっていましたが。
なぜか『功績』だけは未読で…。たぶん、収録作のいくつかを、他の本で読んじゃってたからですね。
さてさて。
法月綸太郎(作者でなく、作品の主人公の方)の登場するシリーズは、私が言うまでもないですが、ある意味、クィーンに捧げられたものでもあるのでしょう。
主人公と作者の名前が同じ。主人公が作家。主人公の父親が警視。エトセトラ。
クィーンの作品との共通項をいくつもあげることができます。
私は法月警視が大好きなんです。本家クィーンの作品でも、クィーン警視の渋さにしびれてましたし♪
息子の綸太郎を自慢の「せがれ」と呼ぶパパ警視が、とっても魅力的。
ましてや、法月父子の場合は、いろいろと出生にまつわる因縁もあるので…!(これにまつわる話は別の作品ですけど)
これまでの法月綸太郎の短編集のタイトルも、クィーンの短編集『エラリー・クィーンの冒険』『エラリー・クィーンの新冒険』にならったもの。この3作目は『功績』で、ちょっとブラウン神父シリーズ風味ですけど。
『功績』には、次の5編が収録されています。
「イコールYの悲劇」
「中国蝸牛の謎」
「都市伝説パズル」
「ABCD包囲網」
「縊心伝心」
前者2作品がタイトルからしてクィーン色が濃厚にうかがえますが、私が面白く感じたのは、後ろの3作品。
「都市伝説パズル」は途中で私自身も真相になんとなく気づいたので、最後まで読んだとき、「わ!珍しく私の推理(というか勘?)が当たった!」と妙にびっくりしてしまいました。
「ABCD包囲網」は、アガサ・クリスティの「ABC殺人事件」の向こうをはって、のミッシング・リンクの作品。
「ABCD」と「起承転結」の引っ掛け方が興をそそります。
「縊心伝心」は、アームチェア・ディテクティブもの。
法月父子の掛け合いに、ふたりのファンな私はうっとりです(もちろん謎ときも魅力的ですが!)
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